片付けが苦手な人は多いと思います。
私も気づくといつも片付けと戦っていました。
何とか人に片付けができないことをギリギリ知られないで頑張っていたのですが、結婚して子供が生まれてからきれいな部屋をキープすることが無理になってしまいました。
主人は部屋をきれいにしていないと機嫌が悪くなってしまうんです。
でも、片付けしようと思ってもどこから手を付けたらいいかもわからなくて片付けの本を買ったり、グッズを買ったり。
そんな苦しんだ経験から汚部屋をスッキリと片づけるコツを10コお伝えします!
ADHDの人が汚部屋を片づける手順とコツ5
ADHDやADHDグレーの人はほとんどの人が片付けが苦手だと思います。
私も全くその通りです。
片付けは嫌い、しかもどうやっていいのかがわからないんです。
きれいな部屋は気持ちいいし、好きなのですが、どうやって片づけたらいいかがわからない。
でも、こんな私もちょっとしたコツで片づけができるようになったんです!
きっとADHDで片付け問題を抱える人はみんなそのことを知らないんだと思います。
悩んでないでこれからお伝えするコツを一度試してみませんか?
やってみるのはタダです^^
一歩踏み出して自分を変えてみませんか?
ADHDという言い訳は人にはできますが、自分に言い訳しても目の前に汚い部屋があるままです。
イライラしながら探し物をする毎日に今日から決別しましょう!
片付けの苦手な私ですが、試行錯誤のうえ、最後はタスカジでプロに助けてもらって片づけられるようになりました。
タスカジの片付けのプロの方たちに教わったコツはいろいろとありましたが、その中で今回は汚部屋を片づけるための手順とコツを5つにまとめてみました。
- 家中を整理するのではなく、最初は整理する部屋を限定する
- アイテムごとに並べてみる
- 使用頻度と必要性を考えて不要なものは捨てる
- 動線を考えた収納で物の定位置を決める
- 収納家具を増やさない
ADHDやグレーでもできると私が身をもって感じたポイントですので、私と一緒に今日からやってみてくださいね!
家中を整理するのではなく、最初は整理する部屋を限定する
ぐちゃぐちゃのパントリー
今回はここを片付けようね!
もちろん一気にやりたい!
やってみせる!という意気込みは大事なのですが、まず小さくても「成功体験」を経験しましょう!
その小さな成功体験を少しずつ重ねていくことでまずは始めてみましょう。
一部屋では大変そう!と気持ちがなえてしまうようなら、自分が思い入れあるものがない場所から始めてみましょう。
その理由は、例えば読書が大好きな人が本棚を整理する、洋服が好きな人がクローゼット、化粧が好きな人がドレッサーを整理するとなると、すぐに捨てる判断が出来ないからです。
先に進まず悩みこんでしまうような場所は最初はやめておきましょう。
大変そうなところは、何回か成功体験を重ねて自信とモチベーションが上がってからにして、
最初は思い入れのありすぎないところから始めてみましょう!
アイテムごとに並べてみる
私は、洋服は好きですが、リーズナブルなものを買ってちょっとくたびれたら捨てて新しいものを買うタイプなので、ウォークインクローゼットを最初のうちに挑戦しました!
クローゼット、洋服ダンスの場合、まずは私の洋服を全ての場所から集めます。
そしてそれをアイテムごとに並べてみましょう!
洋服なら、靴下、ストッキング、下着、トップス・・・といった具合です。
その時、トップスも、ニット、半袖コットンシャツ、長袖コットンシャツ、長袖Tシャツ、
Tシャツ・・・というようにそんなに細かく分ける必要はありませんが、洋服のかたち別くらいには分けてアイテムごとに分けて並べてみてください。
文房具の場合は、消しゴム、黒ボールペン、三色ボールペン、シャーペン、鉛筆、消しゴム、修正液といった感じです。
使用頻度と必要性を考えて不要なものは捨てる
行き場のない物が多いと片付けが大変になるんだね
片付け苦手なのにどんどん買ってた
ADHDの人は視覚的に理解するほうが得意なので、アイテムごとに並べてみると、その抱えていたものの多さにびっくりすると思います。
私は、こんなに同じものを持っていたのかとびっくりしました!
そして、こんなものもあった!ともうずっと引き出しの奥に入れたままで風も通さなかったようなウールのパンツが何本も出てきて正直驚きました。
ここからがADHDに人にとって大事なことになります。
用途がダブるアイテムはなるべく手放して、各アイテムの数を減らします。
それは捨ててもいいし、人に譲るのでもオークションで売るのでもいいです。
きっと、手放すのに躊躇すると思います。
私もそうでした。そんな時、「一つでも物が減れば、片付けが楽になる!」と自分に言い聞かせました。
考えてみてください。
まっさらで何も物がない部屋。
思い出せれば、今住んでいるその部屋に引っ越しする前を思い出してみてください。
できれば、今みたいに物に占領されていて、毎日物が見つからなくて探しまくってイライラすることもなかった、がらーんとしたきれいな部屋を、です。
朝起きて目が覚めると、散らかった部屋が目に入ってきて、どよーんとした気持ちになる、そんなことが決してなかった、部屋の四隅が見渡せる、声が反響するあの部屋です!
何でこんなになっちゃったのでしょうか?
一つ買い、二つ買い、使って出したら出しっぱなし。
そして床がだんだん見えなくなって、そのうち主人は自分ではなく、物たちが部屋の主人になってしまいました。
使いたいものも見つからないから、朝からずーっと汗をかいてイライラしながら探す。
そのうち出かける時間に間に合わなくなる。
見つからないから、諦めて同じものを買う。それが何度も続くと、一つで足りるものが二つになり三つになる。
買えるものならまだそれも良いですが、買えない大事な書類など、汗をかきかき必死に探す。
見つからなくて、もう消えちゃいたい気持ちになる。。。
もうこの繰り返しはやめにしましょうよ。
私と一緒に。同じ繰り返しはやめませんか?
もっと気持ちよく毎日すがすがしい気持ちで過ごしましょう!できます!ぜったい!
動線を考えた収納で物の定位置を決める
物の定位置をそれぞれ決めましょう!
使う動線に合わせて、楽にしまえてすぐ取り出して使えるところに定位置を決めます。
物に合わせて自分が動くのではなく、自分の動作に合わせて物の位置を決めることが
自分も楽に片づけられて、整理整頓を長続きさせるコツです。
がんばらなくてもキープできるルールを決めましょう!
収納家具を増やさない
そもそも収納家具は何のためにあるのか考えてみてください。
物を収納しておくためにあります。
ということは、その中にはたくさんの物を詰め込むわけですね。
そういう発想からの思考を変えていきましょう!
収納家具があると物は増えていきます。
収納家具に入れると部屋に物が減った感覚におちいるからですね。
整理整頓が大好きで得意な人はいいのですが、出来ないなら物はため込んでは一生片付かないです。
物を抱え込まない自由で楽な毎日を過ごしましょう。
物を増やす→片付ける とセットと考えたほうがいいですね。
それが楽にできるなら、収納家具を置く、物を買う、と覚悟をもってやらないと部屋は片付きません。
収納家具は必要最小限にしましょう。
また何にもなかったまっさらな部屋を思い出してみてください。
収納家具でさえ、何もなかった部屋に増えた物なのです。
一番最初の汚部屋リセットはプロに頼ってもいいんです!なかなか片づけられなくて悩んでいる時間がもったいないと思います。
私がプロの家事代行を頼んだ時の体験談を参考にしてもらえたら嬉しいです!下記の記事をご覧ください。
ADHDの人がキレイをキープするコツ5
せっかくきれいにしてももともと整理整頓が苦手なADHDやグレーの人は、すぐ部屋がちらかってしまいがち。
でも、今回は必死に苦手な片付けを頑張ったんですから、絶対にこのきれいな状態をキープしましょう!
これからはこの状態を標準と考えて、大がかりな片付けはしなくてもすむようにした方が絶対に楽です。
私が考える、ADHDやグレーでもできるキープをキープするコツ5です!
- IN(買うこと)よりOUT(捨てること)を常に考える
- すぐ床に物を置かない
- 「とりあえず・・・」が汚部屋に戻ると心に刻もう
- 「ついでに」キレイキープ
- 一番大事なのはメンタル
それではそれぞれをわかりやすく説明します!
IN(買うこと)よりOUT(捨てること)を常に考える
買って物が増えたら、その分部屋が散らかると心得ましょう!
物が増えたら便利になるのではなく、探し物が増える。
片づけたくなければ、物は減らす努力をしましょう!
そのためには、買うことより捨てることを常に考えます。
ちょっと待った!捨てられないから困ってる・・・という声が聞こえてきそうですね。
本当は物を減らせれば片付けが苦手なADHDには負担が減りますが、
捨てられない場合には、一旦保留にするボックスを用意してそこに入れましょう。
ちょっと考える時間を作りましょう。
ざっくり片づけた後、冷静にもう一度考えると上手くいったりしますよ。
すぐ床に物を置かない
床にすぐ物を置いてしまうあなた。
私もそうでした。
そして、見えない床があればあるほど部屋は雑然と散らかって見えます。
それが一つ増え、二つ増え・・・そのうち片付けのハードルが上がってしまい、
片付けできない!という気持ちになってしまうんです。
気持ちのところが私たちADHDやADHD気味の人にはとても大切です。
それでなくても片付けが苦手。やりたくない!と思っているんですから。
床に物を置くデメリットは他にもあります。
床に物を置くと、掃除機やロボット掃除機、クイックルワイパーなどが使いにくいです。
そうすると、ますますやらなくなってしまうんです。
そして、下に置いた物の周りにはほこりがたまってしまいます。
床に物を置かず、高いところへ置きましょう!
「とりあえず・・・」が汚部屋に戻ると心に刻もう
とりあえず・・・は色んな意味で使います。
ここでお伝えするのは、「とりあえず」でわずかな横着をやめましょう!です。
面倒だから、このペンをここに置いておく。
面倒だから、脱いだものを下に置いておく。
面倒だから、本を出して戻さない。
一度には難しいので、2回「とりあえず・・・」といつもの癖が出そうになったら、
1回は戻しましょう。
それだけで、部屋が散らかるのはいつもの半分です。
完璧主義はやめて、とりあえずちょっとやってみましょう!
「ついでに」キレイキープ
片付けが好きじゃなかったら、一気にやるのはやる気がなかなか起きないもの。
そのまま、じわりじわりと散らかっていきます。
トイレに行くついでに、その近くの洗面所にヘアブラシを持って行って戻す、キッチンに飲み物を飲みに行くついでに、出しっぱなしの調味料を片づける。
「ついで」がミソです^^
片付けをする!と考えると、一気にどよーんとやりたくない気持ちになってしまいますが、
行きたいトイレのついでや喉が渇いたついでにちょっとだけなら頑張れませんか?
今まではきっとやってなかったので、「ついで」片付けをするだけで、少しずつ物が正しい場所に戻っていきます。
家で何かをする時は、そのままその目的だけをやるのではなく、その前に「移動するときに何か運べないか?」と考えてみてください。
そのうち、それが染みついて、癖になりますよ。
一番大事なのはメンタル
きれいになったら自分の気持ちはどうですか?
部屋がきれいで嫌な人はいないはずです。
部屋は心と直結しています。
部屋が散らかっていると心の中も整理されていなくて、いつも落ち着きません。
きれいな部屋だと探し物もだいぶ少なくなるはずです。
もし、一人暮らしではなく、家族と同居だったら、家族も気持ちよく暮らせますね。
これは、きれいな部屋がそこに住む人にもたらすメンタルへのギフトです。
では、逆にきれいな部屋をキープするためには、「きれいな部屋がもたらすメリット」
を自分の中ではっきりとさせておくこと、そしてそれを常に思い出すことです。
きれいな部屋のメリットは、心が晴ればれとして気持ちが落ち着きます。
集中力がつきます。
探し物をしなくてすみます。
どのアイテムをどの位持っているか、つねに把握できているので無駄づかいをしなくてすみます。
結婚している人は、汚部屋がきれいな部屋になれば、ご主人がよろこびますね。
妻の片付け下手のために、夫婦が険悪になったり離婚になってしまうケースは決して少なくないのです。
きれいな部屋はご主人をご機嫌にして、家庭も円満にするパワーもあるんです。
キレイをキープするのはメンタルがとても大事です。
ちょっとでも気がゆるむと、ADHDの悪い癖がすぐあらわれて、せっかくきれいにした部屋も
あっという間に汚部屋になってしまいます。
さきほど書いたメリットを思い描いて下さいね!
そうすれば、やらない手はない!と絶対に思うはずです。
部屋を片付けるメリット
メリットは先ほどと重複してしまいますが、
たくさんあります!
まずは、部屋がきれいになると、気持ちがすっきりします。
部屋と心の中はリンクしているんです。
逆に片付いていないと、いつもなんか落ち着かない。
何かソワソワしてしまいます。
きれいな部屋だと使いたいものがすぐに見つかって、いつもやっている探し物をしなくてすみます。
何をどの位持っているかわかるので、むだ遣いが減ります。
お金が少しずつたまってくるんです。
そして、いつも顔をしかめていたご主人も機嫌がよくなります。
いいことばかりですね!
最初の一歩を踏み出すときは、プロに頼ることも大事
やはりハードルが高いものですよね。
分かってはいるけど、なかなか片付けできなくて・・・
更にはそんな自分を責めてしまう。
私もそうでした。
自己否定で、しまいにはうつっぽくなってしまいました。
自分で何とかできなければ、プロに頼めばいいんです!
私もなかなか勇気が出ませんでした。
何となく、自分でやらなきゃダメじゃないかと思っていたんです。
でも、頼んでみたら本当にいいことばかりでした。
悩んでいた時間がもったいなかったです。
プロに頼って最初はきれいな部屋を強制的に作る
プロに頼って一度強制的にきれいな部屋を作ると、これはどこへ戻せばいいかというのがわかります。
全てのものに行く場所ができるんです。
今までのように床がその場所ではないです。
そうすると、片付けが本当に楽になります。
我が家の片付けルールを一度作ってしまいましょう!
ADHDの私が、整理・収納の代行を頼んでみた体験談
私がお願いしたサニー春さんはベテランのタスカジさんでした。
私は、「タスカジ」という家事代行してくれるプロを探せる会社のサイトでお願いしました!
一般的な家事代行会社は料金が高めなのですが、「タスカジ」は料金がリーズナブル。
3時間いくらで、3時間1コマで、午前1コマ、午後1コマ、延長もできる!というシンプルな
システムです。
家事代行会社は決まりがあって、片付けや掃除の技術は一定を保たれていますが、自由度が低いです。
ここまではできますが、これ以上はできないといった制約が出てきます。
そして、片付けはしますが、ベビーシッターはまた別・・・とか、片付けはOKですが、料理はできないという会社がほとんどですが、タスカジはそれが頼めます。
そして、片付けでもどんな片付けが得意な人か、プロフィールやレビューで見て自分で決められるんです。
このメリットは大きいです。
そして、選んでいて楽しいんですよ。
どんな人にしよう?タスカジにはいろんな人がいるんです。
ホテルに勤めていたので、ハイクオリティーな掃除と片付けができるプロ、日本料理店に勤めていたので、料理の腕はピカイチのプロ、書類整理に独自のテクニックを持ったプロ、本当に様々です。
その中で、サニー春さんは、書類整理のプロでした。
もちろん整理収納もかなりのベテランです。
まずおっしゃったのが
「我が家の片付けにトリセツはないんですよ。だからなかなか片づけられないんです。
一度ルールを作ってしまう。全てのものに居場所を作ってあげればいいんです。」
どこへ置いたらいいかわからないので、片付け下手なADHDはなかなか片づけられないんですね。
「それと、とりあえず・・・が大事。とりあえず、ここに居場所を作る。
最初からすべてを完璧に片づけると考えると腰が引けてしまうし、時間がかかってしまうので、とりあえず、で、居場所を作って一度きれいにしてみる。
一度強制的に片付けを完成させてじぶんにもできるんだ!という自己肯定感を高めてあげるのが大事ですよ。」
目からうろこで、片付けをやってもらえて、コツまで教えてもらえて!
本当に楽しい充実した時間でした。
私は自宅で仕事をしているので、出来ない時は全部サニー春さんにお願いして、
自分のペースでやらせてもらいました!
まとめ
片付けをするということはADHDにとってかなりのハードルの高さですが、一度完全にリセットすることはADHDにとって本当に楽に生活できるんです。
散らかっていると常に物を探さなければなりません。
時間の管理も苦手なので、いつも探し物をしていると更に予定時間を過ぎてしまいます。
探すという行為も自分にとってかなりのストレスです。
部屋が散らかっていると自分の心も落ち着きません。
ピンとこない方は、一度リセットしてみるかホテルで自分が過ごした時のことを思い出してみてください。
すがすがしい気持ちになるのではないでしょうか?
やはりすっきりした部屋がいいな~と心から思うと思います。
まずはきれいな部屋で生活することで得られることを頭に常に置くことが大事です。
片付けというハードルの高いことに挑むので、モチベーションを保つことが本当に必要となってくるんです。
でも嘘の思い込みをおすすめしているのではなく、今お伝えした片付けのメリットは本当のことなので私と一緒に頑張ってみませんか?
私にとって片付けをするということは一生のテーマと思っています(^-^)
片付けができる人にとっては「なんと大げさな」と思うかもしれませんが、片付けができないせいで主人との関係までおかしくなってしまった経験をもつ私にとって大きなテーマなんです。
私もまだまだビギナーですが、家族のために、自分のために必死にではなく、楽しんで取りくみたいと思っています!
ぜひできるところから、でも明日ではなく、今からやってみませんか。
私がプロの家事代行を頼んだ時の体験談を参考にしてもらえたら嬉しいです!下記の記事をご覧ください。
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